
「アガリクス Agaricus」という言葉自体はキノコの分類上ハラタケ属を意味し、いわゆるアガリクスは正式にはアガリクス・ブラゼイ Agaricus blazei (あるいはアガリクス・ブラゼイ・ムリル Agaricus blazei Murill) 、日本名ではヒメマツタケ、カワリハラタケと呼ばれます。
アガリクスすなわちハラタケ属には日本国内だけでも30種類以上、世界では数100種類のキノコが存在し、なじみ深いマッシュルームも学名は Agaricus bisporus でこのハラタケ属に属しています。
商品に含まれるものがアガリクス・ブラゼイであることを確認することが大切です。
アガリクスはブラジルのピエダーテ地方の山中を原産地とするキノコ類です。アメリカの科学者が研究をすすめ、1965年に発表されました。日本では1992年に世界で初めて人工栽培による大量生産に成功しています。
原産地のブラジルに加え、初めて大量生産に成功した日本が主な産地です。また近年では中国や韓国でも生産されています。ブラジル産の多くは現地かアメリカで消費されます。
アガリクスはアメリカのレーガン元大統領が利用したことにより世界的に知られる健康食品となった、とも言われています。
アガリクスは他のキノコよりもタンパク質の占める割合が大きく、全体の40%を占めることが知られています。
アガリクスにはβ-グルカン (β-D-グルカン、ベータグルカン) を初めとする多糖体が5種類以上含まれています。β-グルカンは食物繊維の一種で、アガリクスの中でも一番注目される成分です。
アガリクスの主成分であるβ-グルカンは多くの分子から構成される高分子多糖体です。
商品の中にはこの分子構造を細かくし、低分子化を強調しているものもあります。
いわゆるキノコは、菌糸体 (きんしたい) が胞子を作るために菌糸体がより集まった子実体 (しじったい) の大きいものを指して呼ばれます。
アガリクスにもこの子実体 (傘や柄の部分) と菌糸体 (キノコを構成しない、傘や柄の下の部分) があり、それぞれの成分含有量が異なることから、商品によってそれらは区別されています。
健康食品としてアガリクスを食す際には、次の点に注意して選択します。
アガリクスを含有する健康食品は、上記の着眼点を初め、生産方法や製造過程などによって品質が大きく異なります。
アガリクスも他の健康食品と同じく続けることが大切です。身体に変化が現れるまでの期間は人により異なります。
なお、アガリクスには免疫枯渇現象という現象が報告されていますので、この現象を回避するためにはアガリクスに加えて他の健康食品を併用することがすすめられます。
アガリクスを食すことによる副作用は今のところ報告されていません。また、他の健康食品、医薬品との併用による相互作用も報告されていません。
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